下記のトロント大学のウェブサイトでは、学部だけでなく大学院の授業料も調べることができます。そこで、今回はカナダと日本の大学院の授業料を比較しました。
私が2015年に卒業したのは、電気計算工学部(Department of Electrical and Computer Engineering)のMaster of Applied Science (MASc) プログラムです。
このプログラムの2023年度の授業料は、国内生は$6,210、国外生(外国人留学生)は$28,900でした。それぞれ日本円で約70万円と約315万円です。カナダの国籍や永住権を持っていない場合、4倍以上と差が大きいです。
ただし、研究室に所属することができると、この授業料は実質研究室の教授が払ってくれることになります。これはどの分野でもそうなのかわかりませんが、少なくとも北米の工学部ではそういうもののようです。下の記事に書いていますが、日本と違うので、これを知った時は驚きました。
なので、学部でいい成績をとり、プロジェクトに参加して成果を残し、大学院生として研究室に所属するということはとても大切です。
もし大学院留学を考えている方がいらっしゃったら、良い成績をとるのはもちろん、積極的に機会を探して学部生の時から研究に参加し、(大変なことだとは思いますが)できれば英語の論文を短くてもいいので書いておくことをお勧めします。
そして、日本の国立大学の大学院の授業料ですが、学部と同じく約54万円でした。
こちらも学部同様、日本の方がカナダより10万円以上安いです。
ちなみに、私は研究室に所属できたのは最後の1年だけなので、下の記事にも書いていますが、合計では約100万円ほど払いました。
研究室に所属する前は、Master of Engineeringという研究室に所属しないプログラムでした。パートタイム生だったので、1学期に1,600カナダドル(当時のレートでは約13万円、今のレートで約17万円)を支払っていました。
このトロント大学の修士号がなければトロントでの再就職は難しかったと思うので、価値あるお金の使い方だったと思います。
が、入学した時は家を購入して住宅ローンの返済が始まったころで、スタバに行くのも贅沢だとドキドキしていました。そんな緊張感が逆にこのお金を無駄にできないというプレッシャーにもなり、勉強の原動力にもなっていたような気がします。
[調べた英単語]
postgraduate school → (イギリス英語での)大学院
graduate school → (アメリカ英語での)大学院
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