忘れる前に書いておきたいのは、家族相手の就職面接の練習で学んだことです。
もちろん応答は英語ですが、家族3人が皆協力してくれました。ありがとうございました。
まず1つ目が、シーンとしないこと。
娘はdead timeと呼んでいましたが、例えば「これこれという回路をかいて。」と言われた時、無言でかいていたら、それはよくないと指摘されました。どうすればいいかというと、1つ1つ声に出していいながらかくということです。例えば、「まず電圧源をここに置き、差動対のトランジスタはここだから、、、、。」とかなんとか言いながら手を動かします。その方が印象がいいんだとか。
最初は気恥ずかしかったのですし、英語で喋りながらだと頭がこんがらがりそうになって逆効果の気もしましたが、面接で説明しながらの方が、面接官の人も退屈しないような気もしましたし、途中で間違えそうになるとヒントをもらえたりしたので、喋りながら動作をする練習をしておいて良かったと思います。
2つ目は、あきらめないこと。
質問を聞いて最初にわからないと思っても、なんとか今までの知識を総動員して、「その質問の直接の答えはすぐ頭に浮かばないのですが、こういう実験をしたことがあり、その時はこうだったので、おそらく答えはこのようになるのではないかと思います。」とかなんとか言って、とにかくすぐ諦めないで考えるようにしました。面接官の人は専門知識の有無も見ていると思いますが、知らない問題に接した時にどう対処するかも見ているはずだからという指摘をもらい、それもそうだなと思ったからです。即答できない時も、「この部分はわからないのですが、例えばこうだと仮定すると、このように考えればこういう結果が導かれると思います。」というような答え方をしました。
3つ目は、知ったかぶりをしないこと。
面接官の方は自分がよく知っていることを質問されるので、下手に分からないのにわかったようなことを言っても、すぐわかってしまうからです。ある面接では、一番最初に「〜について知っていることを話して。」と言われたのですが、肝心の"〜"が何を指すのか全くわからなかったので、「すいません、わかりません。」と答えました。2つ目のあきらめないことと矛盾するかもしれませんが、聞いたことがない専門用語だったのでわからないと答え、その後に「光通信用の送信機の設計をしていたので、そのことはわかります。」と答えました。すると、回路設計全般に共通なもっと基礎的なことを聞いてくれたので、よかったです。
4つ目は、明るく楽しむこと。
最初の練習では、うまく答えなきゃという気持ちが強くて余裕がなかったのですが、そうするとなんだか怖くて暗くて、一緒に働きたい人だなという雰囲気が出てなかったそうです。もちろん専門知識がある人が欲しくて、性格だけで採用はされないと思いますが、周りとうまくやっていけそうな人の方が好感度だと指摘されました。確かに私も今までの経験を振り返ると、自分が楽しいなと思った時(例えば勉強でも)の方が物事が上手くいっているので、私のために時間を取ってくれて色々私が話すことを聞いてもらえて楽しいな、と面接時に思うようにしました。
後は指摘されたわけではないですが、実践して良かったなと思うことが2つあります。
それは、1つ目の面接が終わった直後に喫茶店などで、質問事項と自分の回答をノートにすべて書き出すことです。面接後に振り返るのは、上手く出来なかったことなど思い出し穴があったら入りたい気分になったりするのですが、忘れずに書き出し、次に同じことを聞かれたら絶対答えられるようにしました。これは、大学受験勉強、英検やTOEICなどの資格試験でも実施したのですが、絶対オススメです。試験で思いっきり頭を使った直後なので頭が冴えていて、一番記憶に残りやすく、効果的です。疲れていたり落ち込んでいたりして終わったことはせめて今だけ全て忘れたい気もしますが、我慢して振り返る価値はあると思ってます。
もう1つは、面接直前まで勉強することです。これは私がセンター試験の時もそうだったのですが、今回の面接でも、前日に読んでいた教科書の部分が質問されました。前日や直前は気を休めたいという人もいるかと思いますが、私は当日の朝の電車や待ち時間でも、ノートを読み返したりして活動させておく方がいいと思ってます。必死っぽくて傍目はかっこよくないかもしれませんが。
という感じで書いてみましたが、読み直すとどれも普通のことで、特段目新しくないことに気づきました。でも、これらが今回私が気をつけたことです。
[調べた英単語]
dead time → 無駄な時間
talk knowingly → 知ったかぶりに話す
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