これは、トロント大学卒業の記念品です。
まさかこんなことになるとは、以前日本の大学院を卒業したときは想像もしなかったです。
繰り返しになってしまいますが、電子工学という専門分野が全く同じ修士課程を日本とカナダでそれぞれ学ぶなんて、普通しないです。社会人になってから学生に戻る人はいると思いますが、普通は博士課程に進むか、または違う分野に挑戦すると思います。
私の場合、子供が2人いて下の子が幼稚園に入ったばかりだったこと、エンジニアの仕事を辞めて5年間専業主婦だったこと(すっかり技術の世界から離れてました)、英語が流暢に話せなかったこと(一応受験資格を満たすだけの英語力はありました)、という大きな3つの理由で、このままエンジニア復帰は無理、学生に戻るにしてももう一度やり直さないと無理と思ったからですが、周りの人は不思議がってました。
「修士号も持ってて、仕事の経験もあって、どうしてもう一回修士なの?就職すればいいのにどうして?」ということは何回か聞かれました。最終的に指導教官になってくれた先生にも、「景気が悪くなってきてるから、学生するより今就職したほうがいいんじゃない?」と最初の方に言われたくらいです。
そんな時は大抵、"Technology is progressing. I just would like to refresh my knowledge before working."とか答えてましたが、知識を更新するどころか全てすっかり頭から抜けてしまったので、一から入れ直すしかないんだよなと思ってました。
でも、だからと言って日本で勉強したことが無駄だったわけではなく、学ぶうちに結構昔の知識も思い出してくるもんだなあと思いました。意外に、受験勉強で勉強したこととかも役に立ってました。
たまに日本とカナダの比較を聞かれることがありますが、日本の大学もカナダの大学も一長一短があり甲乙つけがたく、どちらもやる気溢れる人にはいい教育機関だと思います。
[調べた英単語]
the class of 2015 → 2015年度の卒業生
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