今では問題になるのでこんな発言はないと思いますが、私が中学生の時、理科の先生が確か最初の授業で、「女性は感情的だから理科は向いていない。男性は理性的だから理科は得意だ。」というようなことを話されました。その時私は単純に、「本当にそうなのかな?」と疑問に思いました。今振り返ると、この先生の一言が理科好きのきっかけの一つでした。
上の写真は、ある日曜日にお出かけした日のものです。助手席から綺麗な夕焼けが見えたので撮影しました。こういう広々とした景色を眺めながら、まさかカナダで回路設計の仕事をすることになるとは想像しなかったなあと思ってました。
それもこれも、中学の時に先生の言葉に疑問を抱き、理科の授業をしっかり聞いて勉強していたら理解でき、理解できると面白くなって勉強し、という良いスパイラルに入ったことが遠因の一つではと思うのです。
今書いてみるとかなり失礼な言葉で、理科の授業で先生がいうことではなかったと思います。ですが、不思議にその時は特に嫌だとも思わず、本当に純真に「性別が理科の理解に関係するのか知りたい」という気持ちが沸き上がっただけでした。
その理科の先生は悪い先生ではなく、私が職員室まで質問に行くと答えてくれ、確か卒業する頃には、君が質問に来るのが楽しみだったと言ってくれていました。
何がきっかけになるかなんて、人それぞれだなと思います。
同級生が先生のあの言葉を覚えているかわかりませんが、聞いて不快に思って理科嫌いになった人もいたかもしれません。何がどう働くかなんて、本当にわからないものだと思います。
だから、子育てで気を付けている(いた)のは、出来るだけのことを経験させてあげたいということです。
何がその子の心にヒットするかわからないので、経験の母集団を大きくして、好きなものに出会う確率を上げてあげたいと思っています。
下の記事のように、中学生向けの職業案内本も買ったりもしてました。
色々手を出していたなと思います。
[調べた英単語]
rational → 理性的
emotional → 感情的
にほんブログ村のランキングに参加しています。下の"ブログ村"をクリックしていただくと、ランキングの集計数が上がり励みになります。よろしくお願いします。
