トロントで出会った英単語を調べました。

2007年夫の転勤でカナダへ引っ越し。2015年トロント大学で2つ目の修士号取得。2016年アナログIC設計者で再就職。トロントの様子がわかり、英単語の勉強にもなるブログが目標です。

2014年9月以前のブログはこちらです。

トロント大学で学生がストライキをしています。

先月末からトロント大学で学生がストライキをしています。

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学内を歩いていた時にもらったチラシです。TA(Teaching Assistant, 学生助手)として、講義のお手伝い(演習や実験を指導したり、課題の質問に答えたり、添削したりします)をしている大学院生の人たちが、契約更新条件で大学側と折り合わず、ストライキをしているのです。

 大学側は通常どおり授業を続行させています。TAが単独で担当している演習の授業や、実験の時間がどうなっているのかわかりませんが、一番影響を受けているのは授業を受けている学生の人たち(主に学部生のはず)かなと思います。

このストライキ自体は、TAをしている学生の人たち自身の投票で決定したことですが、全員一致だったわけでもないようで、ストライキに参加していない人もいます。学生室でもそれで討論になっていて、話を聞いていると、工学系、特に電子工学の学生のストライキ参加率は悪いんだそうです。ピケのリーダーなど熱心に参加している学生の所属は、人文科学や宗教学の人が多かったとか。

なぜ学部間で温度差ができるのかも話題になり、いろいろ意見が出ましたが、学部ごとに貰える奨学金などの制度が違うからではないかというのが大きな理由かなあと聞いていて思いました。

私はもう授業を受けておらず、TAもしていないので一応部外者になります。が、私の意見を聞かれ、「うーん、日本の大学院に比べると、今のままでもTAの条件はいいからストライキには消極的かなあ。」と煮え切らない答え。カナダの大学としては悪くない条件のようですが(又聞きの情報ですが)、アメリカの超有名大学などと比較しているようで、研究実績のみならずこういう付属の条件が悪いと優秀な学生が集まらなくなるという論理もありました。なんというか、視野が広いなあと思います。

[調べた英単語]

bargain → 契約
picket → デモ隊

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