日本の交通機関と同様、トロント市でもICカードによる自動改札が普及しています。便利になっていいのですが、まだちょっとした不具合もあるようで、ICカードの読み取り機のソフトウェアが何かの具合で閉じてしまっていました。それで知ったのですが、トロントの市バスの自動改札機(ICカード読み取り機)は、Windows Embedded CE6.0を使っています。
一緒に乗車していた息子はこれを見て、「Linuxじゃなかったんだ。」と少し驚きつつ喜んで写真撮影。名前から分かる通り、ウィンドウズ・ エンベデッドはマイクロソフトの製品で、組み込み機器(パソコンとは違い、特定の用途に特化した機器)向けの組み込みOS(オペレーティング・システム、コンピューターとアプリケーションソフトの仲立ちをする基本ソフト)だそうです(家に帰ってから息子と一緒に、簡単にGoogleで検索してみました)。
まだ導入から1年も経っていない TTC(トロント市交通局)バスの読み取り機は、結構な頻度で不具合を起こしています。私が使っている路線の場合、2週間に1〜2回は、故障のためカードを使うことができないバスに乗り合わせます。その度に運転手さんが、「壊れてるから、もういいよ。」といってそのまま乗せてくれます。よくあることらしく、運転手さんの対応も慣れた感じ。
”Thank you."と運転手さんに答えつつ、「3ドル(約250円)トクしちゃったなあ。」と内心喜んでいる私です。が、よく考えたら自動改札機(ICカード読み取り機)も用途が限定された単機能のパソコンみたいなものなので、もしかしたら調子が悪くなったパソコンと同じく、ただ再起動すれば読み取り機もすぐに復活できるのでは、と思いました。
[調べた英単語]
embedded → 組み込み型の
mediate → 仲立ちをする
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