先々月の衆議院選挙の話です。転職して初めての有給休暇を取得し、トロント総領事館で在外公館投票しました。
トロント総領事館はこの真っ黒の中にビルにあります。海外で投票する場合、在外公館投票と郵便等投票の2つの選択肢がありますが、
私は郵便等投票をしたことがありません。登録地の市区町村選挙管理委員会に投票用紙を請求し、届いたものに記入して返送しなくてはならないので、この方法は時間的に難しいと思います。今回は告知から投票締切までの期間が短かったこともあり、在外公館投票も急で日程が合わない人も多かったのではと思います。
在外公館投票の方は、在外選挙人証と有効な旅券(パスポート)を持っていくと日本の期日前投票と似たような感じで投票できます。在外選挙人証は、在留届を提出3カ月後から申請できます。平日だったので人も少ないのではと思いましたが、私の前後に一人ずつ来れられている方がいたので、前回より投票率が上がっているのであればいいなと思いました。
ニュースで見たのですが、在外公館で記入された投票用紙は、外交伝書使の方(外務省職員の方)が飛行機に乗って日本まで運ぶそうです。日本の半導体メーカーで働いていた時、開発スケジュールが厳しい際に、各地に散らばる工場間のウェハ移動が最短になるように、飛行機やタクシーで持ち運んだことがあります。それをハンドキャリーといっていましたが、それと同じだなと思ってしまいました。
ちなみに、今回の投票可能期間は、水曜日から土曜日までの4日間で、午前9時30分から午後5時まででした。私は比較的総領事館に行きやすい場所に住んでおり、平日でも行くことができるのですが、投票したいと思っていてもなかなか難しい人が多いと思います。週末を1日含んでいますが、告示が急だったこともあり、行けなかった人も多いと思います。
外務省の統計では、昨年の海外在留邦人は約135万人だとか。このうち18歳以上が何人かわかりませんが、消して少なくない数なので、もう少し海外在住者でも投票しやすい制度(できればネット投票)にしてもらえたらと思います。
[調べた英単語]
handcarry → 手持ち式
vote → 投票
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