先日、通勤途中にトロントの地下鉄で日本語の本を読んでいたら声をかけられました。
上の本を読んでいました。全て日本語なのですが、私の隣に立っていた背の高い方の目にはグラフや式、回路図が目に入ったらしく、さらにその人が回路設計をしていた人だったので、思わず話しかけたんだそうです。
幅広いエンジニアの世界の中では、アナログ回路設計に限定すると狭い分野となります。そんな人と、たまたま地下鉄で隣り合わせになるなんてなかなか面白い偶然でした。話を聞いてみたら、今は回路設計を離れ、コンサルティングをしているとのこと。結局その人が電車を降りるまで色々お話できてよかったです。
常々私は、数式が世界で一番使われている共通語ではないかと思っているのですが、回路図も(使用人数は少ないでしょうか)共通語だなと思いました。日本で働いていた頃、アメリカ支社の人とTV会議をした時、英語ではあまり上手く伝わらなくて、ホワイトボードに回路図をかいて見せて何とか意思疎通していたのを思い出しました。まだまだ足りない英語力ですが、
あの頃に比べたら格段の差で上達したと思います。
最後に、高周波PLL回路のしくみと設計法 もいい本ですが、その他の読んでよかったなと思ったアナログ回路設計の初心者向けで日本人著者の本をまとめてみます。ご参考まで。
- トランジスタの料理法―シミュレーションと実験で学ぶアナログ回路の構築技法 (Analogue Master Series―実務に役立つ研究&解析)
- はじめてのアナログ電子回路 基本回路編 (KS理工学専門書)
- LSI設計のためのCMOSアナログ回路入門 (半導体シリーズ)
[調べた英単語]
circuit diagram → 回路図
Phase-Locked Loop → 位相ロックループ(PLL)
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