今のプロジェクトは2人で頑張ってます。博士課程の学生のプロジェクトで、私はお手伝いです。週に数回は、息抜きかつ打ち合わせがてら2人でコーヒーを買い行きます。いろいろ話すのですが、先日は彼の日本製品に対する意見を聞いていて、昔読んだ本、パラダイス鎖国を思い出しました。

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)
- 作者: 海部美知
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2008/03/10
- メディア: 新書
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内容より何より、この題名が秀逸だなと思った本です。適度に大きな国内市場があるので、外を向かなくても、内向き志向でも楽しく過ごしていけるのが日本のいいところであり難しいところだなとこの時も思いました。
コーヒーを買った帰り道に彼が言うには、日本製品に日本人の内向き志向が出ていると思うんだそうです。優れた技術で高品質なのに、その技術を駆使して作られたであろう機能のいくつかは、「なんでこれが?」って感じなんだとか。その分価格も高くなってしまうからもったいないと思うそうです。日本の文化は独特だから、日本人以外だとその必要性がわからないのかもと分析してましたが、本当にそうかもなあと思いました。
外向きが正しくて内向きが間違ってるわけではないですが、7年前に本を読んだ時から変わってないのかもなあと思いました。
[調べた英単語]
originality→ 独自性
national isolation → 鎖国
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