カナダに来て初めて泊まったのは、トロントのマリオット・ホテルの台所付きの部屋でした。

台所といっても、確か流しと電子レンジがあるくらいの簡単なものだったように覚えているのですが、夫の勤務先の方が小さい息子のことを気遣って選んでくださったそうです。そのホテルの前を久々に歩きました。
いつもはカレッジ(College)駅で降りるのですが、車内放送で水漏れのためカレッジ駅は通過しますと案内があったので、一つ手前のウェズリー(Wellesley)駅から歩いたからです。
その時はカナダに転勤するかどうかを決めるための下見旅行でしたが、息子もまだ歩いてないハイハイの時期だったなあと懐かしく思い出しました。カナダ自体初めてて、そういえば中学の頃に社会で石油や木材の輸入先として教科書に載っていたなあと思ったのを覚えています。あそこで"No."と言えば今もおそらくアメリカに住んでいたと思うので、あまり予備知識のなかったカナダにこんなに長く住むことになるとは不思議です。
初めて会った方にカナダに来てどれくらいですかと聞かれ、答える度に自分でその年数に驚きます。毎日毎日することがあり、特に子育てはどこまで手をかければ終わりというものがなく、気にかけ出せばあれもこれも終わってないなと思うので、時間があっという間に今でも過ぎてます。
私が今の娘の歳の頃、父の転勤でシンガポールに住んでいましたが、私の下に2人もいる中で母も大変だっただろうなと思います。その頃の私を振り返ると、いろんなものに興味があって素直に多方面から刺激を受けていたので、そんな私と似てるであろう娘に対し、ああしてあげたい、こうしてあげたいと思うのですが、今の自分自身もまだ好奇心があり気になることは沢山あるので、自分でもあれしたい、これしたいがあり、時間と体力がもっと欲しいなと欲張りですが思います。
[調べた英単語]
boundless → きりがない
curiosity → 好奇心
"にほんブログ村"のランキングに参加しています。下の"カナダ情報"をクリックしていただくと、ランキングの集計数が上がり励みになります。よろしくお願いします。