先日、4年半通ったトロント大学から2つ目の修士号をもらいました。
式が行われたのは上の写真の建物です。初めて入りました。そして、どんな格好をするのかなと思っていた借り衣装は、下の写真のフードと
ガウンのセットでした。このフードですが、どのように身につけるのだろうと思っていたら、首に引っ掛ける感じだと説明されました。セーラー服のように三角の襟が胸元に来るのかと思いきやそうではなく、首からぶら下げている感じで、若干首が締まるような気がする状態が正しいのだと説明され、なんだか落ち着かない状態でした。
式では、一人一人名前が呼ばれて壇上に上がり、そこに座られている学長または副学長と握手をするのですが、学位証書はその後に廊下で係りの人から事務的に手渡されるという方式で、うわー全然日本と違うなあと思いつつ、初めての経験を楽しみました。
そんな中、学生生活をしみじみ振り返っていたのですが、私は恵まれていたなと改めて思いました。最後の1年間は教授から毎月お金をもらえるようになり、1年分の授業料はそこから支払うことができましたが、
それまでの3年半分は家計から出してもらっていました。その3年半はパートタイム学生だったので、ざっとした計算で計100万円ほど。
見方によっては、将来子供達が使うために貯めておくべき教育資金を使わせてもらったようなものなので、金銭面だけでも家族皆に負担をかけていました。
その他、時間面、精神面でも負担をかけました。家事が手抜きになったり、私が学校のボラティアに参加する率が激変したり、子供達が友達と遊ぶ機会を以前ほど作ってあげられなかったり、課題に追われて余裕がなくてイライラしてたり、いろんな皺寄せが家族にいってしまってました。それなのにいろいろ応援してもらって、とても感謝しています。
こうして無事卒業まで辿り着けて、本当によかったです。
[調べた英単語]
convocation → 卒業式
almuni → 卒業生
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